介護職の理想と現実
役立つ知識を紹介!

理想と現実のギャップに悩む介護職に向けて役立つ知識を紹介していきます。

理想に近づくための努力も必要

理想に近づくための努力も必要

ネガティブは最大の敵

介護職の方はよく「理想と現実は違う」という言葉を使います。もちろんポジティブな意味ではありません。介護の世界に興味を持ち、働き始めた後に先輩職員からこの言葉を聞いて希望を持てなくなったという人も残念ながら少なくありません。しかし、このような気持ちを抱えていると事態はよりネガティブな方向へと進んでいくだけです。諦めの気持ちを持って仕事に取り組むと、周りのスタッフだけではなく利用者にも悪影響が及びます。
仮に、この言葉をポジティブに捉えるとするならば、現時点での理想と現実との差を「冷静に判断できている」と解釈できます。はっきりとした課題が見えているので、その課題をもとに環境改善の努力をしていけば状況は良い方向に向かっていくはずです。自分の理想を叶えるための障害となっているものはなにか、足りていないものはないか、足りない部分を埋めるためにはなにをすれば良いのか、そのためにはなにが必要でどう活用していくべきなのかといったことが見えてきます。そこから、大きな目標を達成するために必要な最初のステップ、短期目標を定めていけば良いのです。

努力を続ける大切さ

理想と現実は違うという言葉を自分では使わないようにするというルールを決めても良いかもしれません。この言葉はいわば愚痴です。愚痴は、言ったほうはすっきりするかもしれません。そうして周りから慰められれば少しは気持ちが楽になるでしょう。しかし、そんなネガティブな考えを持っている人から介護を受けたいと思う利用者はいないはずです。諦めの気持ちを持っている人が、質の高い介護サービスを提供することなどできないからです。
確かに、理想と現実のギャップを感じる場面もあるでしょう。だからこそ、出来る限り理想に近づける努力が必要なのです。その努力がなければ、自分だけではなく利用者まで不幸にしてしまいます。理想を叶えるための努力というのは非常に難しいものではありますが、それでも努力をした経験のある人とそうでない人とでは大きな差が生まれます。いつもはルーチンワークとして取り組んでいた業務も、努力をすることによって今までとは違う捉え方になるかもしれません。その仕事の大切さに気が付くだけでも、大きな前進です。小さな気付きの積み重ねが、いずれは目標を達成するための道しるべとなるはずです。諦めずに取り組んでいくことでやりがいが生まれます。理想に近づくため、努力を忘れずに続けていきましょう。

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